これからの家づくりは『健康回復住宅』です!! シリーズ 3  

2013年09月04日

シリーズ3 『空気の影響について』です。

 前回は
人は、重さにすると1日約20kgの空気を摂っているということ
水分は2 kg~3 kg、食べ物は1kg~2 kgで、
空気と比べると、意外と少ないこと

人は空気から、5%の酸素を摂って4%の二酸化炭素を出していること
人は排気と排泄により、環境に相当な負荷をかけていること

 などでした。

 今回(シリーズ3)は、空気(特に汚染された空気)の影響についてです。

 それでは始めます。13083みやぎの集い仙台・EM生活比嘉社長と

 空気を肺の中に入れると云うことは
場合によっては、有毒なガスが直接体内に入ってしまうことも
あり得るということです。
(鼻の働きで、ある程度細菌や有毒物質の防御をしてくれますが)

 呼吸という行為は、
タバコなどを例にしてみると理解しやすいと思います。
(タバコなどのケムリは口から直接肺に入れますが、
間接的に呼吸と一緒に入ってもいます。)       【写真:EM生活の比嘉社長と】

 大麻(私はやったことはありませんが)などもそうですが、
タバコなどの人体影響物質を、直接煙にして肺の中に入れてしまうと、
すぐに、クラクラしたり、気持ち良くなったりします。
                                                                    これは、シリーズ2でも話ましたが、
肺によるガス交換(酸素を取り入れ二酸化炭素排出)が特徴なのですが、
呼吸する空気に何か混じっていますと、直ぐに体内に入ってしまい、
その影響も直ぐに現れると云うことです。

 肺からの血液は、頭に送られ、中枢神経に達すると云うことです。

頭の血管には関所(血液関門)があり、有害物質は、
頭の中には入らないということですが、タバコを吸うとクラクラするのは
なぜなのでしょう?

それは、頭の中にほんの少し入ると云うことなのです。

 のどや鼻の粘膜に対する刺激は嗅神経に伝わって
感情脳といわれる大脳辺縁系、爬虫類の脳というところに届き
色々な症状を引き起こす可能性があると云われています。

ところで
前回も話ましたが、人は1日約20㎏肺の中に空気を入れています。
生きている間、一生入れ続けることになります。

そこで、一般にどのような空気を入れているかと云うと、
室内空気(住居、会社・事務所)、公共施設の空気、外気、産業排気(空気)
などです。

日常的に多いのは、圧倒的に室内空気、公共施設の空気です。

さらに、人が体内に取り入れている全ての物質の割合を調べてみましたら、

重量比で
室内空気約57%、公共施設の空気約12%、産業排気(空気)約9%、外気5%、飲料8%、食物7%、その他2%
ということです。

空気だけで、人が摂り入れる全ての物質の約75%だと云うことです。

飲料8%、食物7%、体内に入れる重量は多くないと云うことです。

このようなことから、
健康を考えた場合、如何にきれいな空気、清浄な空気を摂ることが大事か
考えてでいただきたいのです。

飲む水も大事です。無農薬の食べ物も大事です。

それと同等に(それ以上かもしれません)、清浄な空気が大事なのです。

農薬(殺虫剤)混じりの空気、シンナー混じりの空気、
アスベスト混じりの空気、タバコの煙混じりの空気、揮発性ガス混じりの空気など、
有害物質・汚染物質混じりの空気を吸わない重要性が理解できると思います。

室内空気環境を清浄にすることが如何に大事か、
ご理解できると思います。

シックハウスの症状が出る建物が何故駄目なのか
ご理解できると思います。

今回はこれで終わります。

今回は、

空気だけで、人が摂り入れる全ての物質の約75%だと云うこと

人が日常的に摂り入れる空気で圧倒的に多いのは、
室内空気、公共施設の空気だと云うこと

室内空気環境を清浄にすることが如何に大事かということ

などでした。

次回(シリーズ4)は『健康な家とはどんな家か』です。

是非ご覧ください。

 

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